CD

Leader Band

HAYAKAWA


[MUJIGEN <無次元>]/HAYAKAWA StudioWee SW-504 2012年

1.十脚目(Decapoda) 2.Eleki Doragon 3.多重連結空間 4.地動儀 5.竹馬乗り 6.QBO 7.Eudoxos 8.Bram’s Cyclope 9.Drums’ Entropy

橋本ジュン<g>、赤澤(石井)洋次<g>、KI-YAN/北澤篤<d>、磯部潤<d>

メガ・ベーシスト早川岳晴率いる轟音ユニットの第5作。
2ギター、2ドラムスとの不動の編成でさらにパワー・アップ。
重量感あふれるグルーヴで疾走し、時空を切り裂く! ~商品紹介文より

[neji <螺子>]/HAYAKAWA StudioWee SW-408 2008年

1.banko 2,kasanoiba 3.yamawaro 4.diatryma 5.makgeolli
6.deep red chili 7.monochrome woods 8.afirah majimn 9.uma-no-ashi
橋本ジュン<g>、赤澤(石井)洋次<g>、KI-YAN/北澤篤<d>、磯部潤<d>

メガ・ベーシスト早川岳晴率いる轟音ユニットの第4作。メンバー・チェンジを経て、2ギター・2ドラムスとの不動の編成で、音の渦の快感に誘う。——
早川岳晴が率いるHAYAKAWAの第4作(Studio Weeでは3作目)。前作『hone(骨)』から4年、この間にメンバー・チェンジを行ない、95〜01年に在籍していた赤澤(石井)洋次が復帰、また新たに磯部潤が加入してスタートした第4期HAYAKAWAの新・・音。
スピードと重量感あふれるHAYAKAWAのワン・アンド・オンリーの音の奔流! ~メディア紹介文より

[hone <骨>]/HAYAKAWA StudioWee SW-306 2004年

1.Pedal Tones 2.900 ton 3.Tochi 4.Pordoi 5.Synapse 6.Syllogisme Colonial 
7.Balitaco 8.Umisasori  9.Moonstone
橋本ジュン<g>、増田隆一<g>、北沢篤<d>、植村昌弘<d>
早川使用楽器:Ibanez MC924:1,2,3,4,5,8,9 /Ibanez BTB Prestige 5st:6 /Ibanez AFR Fretless:7

2ギター、2ドラムス+ベースの編成になって5年目の03年11月末に録音したHAYAKAWA の3作目。前作から石井<g>に替わり増田隆一が参加して2年あまり経過してバンドのサウンドも一層確かなものになった。さらに同楽器二人ずつの絡み具合をより明確に表現すべくかなり定位を分離させてみた。左側に増田、植村、右側に橋本、北澤、中央にベースという音像配置を殆ど一貫させている。つまり変態系が左、ストレート系が右、という明快な構造。これでアタマの中はぐるんぐるんになります。6曲目ではメイン・ベースはBTBの5弦だがファズをかけたSRX700でロングトーンのメロをダビング、そしてソロはMC924でやっている。

[Gwoh-In]/HAYAKAWA StudioWee SW-204 2000年

1.No Shoes 2.Dromaeos 3.アンモナイトの悩み 4.Pug Bug 5.294 6.山王 7.ボニナイト 8.Alu Gara
石井洋次<g>、橋本ジュン<g>、北沢篤<d>、植村昌弘<d> + 岡部洋一<d,perc>1,3,4
早川使用楽器:Ibanez MC924:1,2,4,5,6,7,8/ Warwick SambBass5st:3/
NS upright 5st bass:3,7

前作[HAYAKAWA]のリリースを契機にバンド名もHAYAKAWAにして苦節
4年目の第二弾。98年6月から現在の2ドラムス編成になった。今回はパーカッションの岡部洋一が三曲参加、曲によっては変則ドラムセットを叩いているので3ドラムス状態だった。ほぼ全編怒濤の重低音サウンドが楽しめるぞ。ベースマガジン誌のインタビューで「全曲歪んでいるが何を使っているのか?」と質問されたがナンにも使ってない。天然ディストーションです。5,8にはソロの部分で少々使ったけど。
 録音はGOK Sound の52畳の広い部屋で全員ドカンと一発。楽器はいつものMC294 改がメイン。3.ではNS uprightをベーシックに、セカンド・パートのギター・メロのハモリをWarwickで重ねた。7.でドラムソロ(北沢)にNSの弓弾きをダビング。

[HAYAKAWA]/早川岳晴  オーマガトキOMCZ-1012 1996年

1.玄武 2.空飛ぶ首 3.翼竜の海 4.OneMoreCupOfCoffee 5.土蜘蛛 6.六重螺旋 7.ワームホール 8.マサコマサ・シャッフル
石井洋次<g:1,2,3,5,6,8>、橋本ジュン<g:1,2,3,5,6,8>、
藤井信雄<d:1,2,3,5,6,7,8>、鈴木裕文<perc:3,4>

早川使用楽器:Ibanez MC924;1,2,3,5,7/Ibanez AFR fletless;6/Warwick SambBass5st;6,8/Acoustic;1,4/Cello;4,6

リーダー盤としては3枚目になるが全くの自己名義は初。`95年から始めた
現在の自分のバンドを中心にした演奏で石井、橋本の2ギターとドラムは当時のメンバー、藤井である。4人の他にパーカッションの鈴木が加わったものが1曲、さらに鈴木と二人でボブ・ディランのカヴァーを1曲(私はチェロとウッドベース)、藤井と二人で殆どインプロを1曲。 よく分からんがミキサーの近藤さん曰く、「ジャーマン・メタル路線」の1曲目に象徴される低音ウネウネ・サウンド。ギターの2人の全く違うアプローチを楽しんで欲しい。またドラムの藤井も私の独断ではベストプレイをしている。

SALT


SALT / SALT No Trunks 1986年

1.Kamineko(早川) 2.Don’t Speak Japanese(石渡) 3.シャーマターラのマサカリ(早) 4.Aedegemn(石) 5.海蛇のフライ(石) 6.Jimbakabura (早)7.Triple Spirals(早)

SALT ファーストアルバム。ジャケットは内藤忠行氏。一緒に柴又を歩き回り、帝釈天でこの龍が前足で掴んでいる宝珠を撮影。
使用楽器:Fender Precision ’75(3,4,5) River Head Steinberger model(1,2,7)Ibanez MC924 fretless (6) Cello (3)

[844]/SALT  オーマガトキSC-7102   1991年

1.844 2.サラミ 3.コメ・コメ・コメ 4.オパシ・レラ 5.海東西 6.InfamousPizza 7.千夜一夜 8.河童
石渡明廣<g>、藤井信雄<d>、早川使用楽器:Ibanez MC924;1,3,4,5,8 /Warwick ThumbBass 5st;2, 6 /Acoustic b.、Cello、中国琵琶;7

`85年~`91年まで活動したリーダー・バンドの2作目。リーダーとは言うもの
の3人対等のからみ合いを目指していたし作曲も石渡と半々に近かった(ここでは2,3,6)。石渡は実にうまいこと音楽的に崩れているし藤井のともすればダサダサのロック・ビートもいい。タイトルの「844」は愛車MotoGuzziの排気量でジャケットの左中段がエンジンの写真なのだ。ついでながらジャケットの目、鼻、唇、手は俺のではなくデザイナーの丸小野氏のもの。実は`86年のアナログ盤の方が演奏自体は勢いがあっていいという意見も多いがプレスが少なかったので入手は難しい。

[86,90,91]/SALT StudioWee SW-310 2005年

Disk1/ 1.Kamineko 2.Don’t Speak Japanese 3.シャーマターラのマサカリ 4.Aedegemn 5.海蛇のフライ 6.Jimbakabura 7.Triple Spirals
Disk2/ 1.844 2.海東青 3.SAlami 4.Tochi 5.河童

石渡明廣<g>、藤井信雄<d>
早川使用楽器:Disk1;Fender Precision:3,4,5 /RiverHead headless:1,2,7 /Ibanez MC924 fretless:6
Disk2;Ibanez MC924:1,4,5 /Warwick SambBass5st:2,

幻の名盤「SALT/SALT」(86年)のCD化再発。更に未発表の90、91年の 東京New Jazz Festival でのライブ音源を1枚にまとめ2枚組とした。1枚目の荒削りだがスピード感溢れる演奏、2枚目のライブならではのパワーとスリル。15~20年を経た演奏を改めて聴き直すと石渡のシャープで個性に溢れるプレイ・作曲、藤井の素晴らしくイカれたドラミングなどに耳を奪われる一方、今も一向に変わっていない自分のスタイルにあきれるが絶対名盤でアル!! 2005年 記

Solo


[SNAKES OF FOUR COLORS<四色の蛇>]/早川岳晴 地底Records B84F 2019年

1.Tango 2.Blues Millkonta 3.ワームホール 4.あの日 5.Caravan
6.You Gotta Move 7.ハレルヤ 8.トルマルキオ 9.March

仲井戸麗市、忌野清志郎、麗蘭、梅津和時KIKI BANDなど、ロックからジャズまで縦横無尽な活動を繰り広げてきた、ベーシスト早川岳晴の完全ソロアルバムが完成! これまでもソロ名義のアルバムは有ったものの、それはあくまでバンドやセッションでのアルバム。 今作では初のベースのみ(歌も2曲あり)で構成された意欲作となっています。 自身のオリジナル曲を中心にエレキベースとコントラバス、時にはエフェクトも駆使しつつ多彩な音世界を展開。 またカヴァー曲も充実しており翠川敬基「Caravan」、Duke Ellington「Caravan」を始め、 Mississippi Fred McDowell「You Gotta Move」、Leonard Cohen「Hallelujha」ではなんと歌声も披露。 そして2018年に逝去した長年の盟友・片山広明「March」のカヴァーも収録。 ベーシスト早川岳晴の魅力を凝縮した一枚! ~メディア紹介文より

Duo

翠川敬基&早川岳晴



蛸のテレパシー octopus telepathy /Studio Wee

翠川敬基(チェロ)と早川岳晴(アコースティック・ベース)のデュオ演奏集。30年以上にわたるコラボレーションを経て、名手ふたりが濃密に語り合い、 低音弦楽器ならではの重厚かつ繊細な響きが、芳醇な結晶となってゆく。~メディア掲載文より

渡辺隆雄&早川岳晴


What Love /  Studio Wee

Hums For Midnight Amble /  Studio Wee

早川岳晴&船戸博史


Yinlong(隠龍:インロン)  Fulldesign Record FDR-1018 2011年  

早川岳晴と船戸博史、東西二人の巨頭ベーシストによるCDデビュー盤。ライブCDR「細胞の海」(FCDR-2010)に続くコントラバス二人だけの共演で、今回は初となるスタジオ録音作品。
個性の全く違う二人が放つ音が摩訶不思議な化学作用を起こし、スリリングでユニーク、激しさと優しさを併せ持つ確かな作品に仕上がりました。各々の作曲家としての魅力を存分に味わえるオリジナルの他、名曲浜辺の歌、激しい即興ナンバーまで、低音の魅力の世界が大河のごとくひろがります。~メディア掲載文より

井戸”CHABO”麗市 with 早川岳晴


旅に出た二人    2016年
2016年3月末~7月に行われたツアー「旅に出る二人」のライブCD。
2枚組全17曲の熱演を収録。

Band

COIL


ROCK’N’ROLL / ロックンロール COIL 2022年
プログレ、ジャズ、民族音楽の垣根を超え自己のギタースタイルを進化させ続ける異才のギタリスト鬼怒無月が率い る最強のインストゥルメンタルロックンロール、コイル(鬼怒無月,早川岳晴,中山努,田中栄二)の新作発売!~メディア掲載文より

山田晃士&流浪の朝謡


デラシネ・コラソン 山田晃士&流浪の朝謡 deracine / galabox disx 2019年
山田晃士&流浪の朝謡 4年ぶり新作
3rd album 『デラシネ・コラソン』 完成! !
確固たるテクニックに負けず劣らずの強力な個性を持つ6人組。 新たなる流浪のアンセムとなりそうな「浮世の習い」をはじめ、 福島久雄作曲のメロディに山田晃士が詩を添えた美しいナンバー「午睡~シエスタ~」、 Kurt Weill のカヴァー「自分で自分が分からなくなる ~ I am a stranger here myself ~」など 全7曲収録。
様々なフィールドで活躍するメンバーが融合し、国境もジャンルもひとっ跳び。 この6人でしかなし得ない強烈なグルーヴに酔いしれて欲しい、今までで一番バンドらしいサウンドとなった1枚です。~メディア掲載文より

デラシネ・スウィング 2011年
デラシネ・カバレット 2015年

KIKI BAND


REAWAKENING 再覚醒 / KIKI BAND / 2023年

ミレニアム直前の1999年アフリカ大陸ツアーに向けて産声を上げた、梅津和時が率いる究極のパワージャズ/グルーヴユニット”梅津和時 KIKI BAND”。 メンバーは八面六臂のサックス奏者・梅津を筆頭に、ロック魂に裏打ちされた超絶ギタリスト鬼怒無月、音楽の酸いも甘いも知りにたベース界のレジェンド早川岳晴、そして米国ポートランドからは史上最強のグルーヴ・マスター、Joe TRUMPを迎えた最強の4人。
2023年あらたなる降臨。
KIKI BAND再覚醒はじまる!~メディア掲載文より

初期3アルバム / KIKI BAND / 2019年


初期3アルバム『KIKI』『グリーティング・フロム・アフリカ』『ランド・ディジー~眩暈の国~』を装いを新たに3枚組で復刻発売。~メディア掲載文より

Amatsu-Kitsune / KIKI BAND / 2017年

梅津和時(sax)
鬼怒無月(guitar)
早川岳晴(bass)
ジョー・トランプ(drums)

パワージャズ、グルーヴユニット、梅津和時KIKI BANDの通算10枚目となる記念アルバム!ドラムスに米ポートランド在住のジョー・トランプを迎えてからも既に6枚目となる本作では、近年の活動の充実ぷりが高いレベルで凝縮、濃厚なバンドサウンドを放出している。~メディア掲載文より

麗蘭


麗蘭[Walk, Don’t Run.]On line LIVE 2022 at MANDALA

仲井戸”CHABO”麗市:Vocals,Guitars
土屋公平:Guitars,Vocal
早川岳晴:Bass
JAH-RAH:Drums

麗蘭16作目となるLIVE盤は、初の南青山MANDALAでの完全収録の20曲2枚組!! 3年振りの麗蘭のメンバー仲井戸“CHABO”麗市(Vo,G)土屋公平(Vo,G)早川岳晴(B)Jah-Rah(Dr)が集まり、2022年年末・無観客配信ライブで圧巻のステージを行いました。~メディア掲載文より

HAPPY HOUR


Last Order / HAPPY HOUR

片山広明(sax) 石渡明廣(g) 早川岳晴(b) 湊 雅史(d)

テナーサックス奏者・片山広明率いるHappy Hourのセカンド・アルバム。片山の豪放なテナーサックス、切り裂くような石渡のギター、唸る早川のベース、強靭な湊のドラムが相俟った4人のサウンドは前作よりさらにパワーアップ!ハッピーアワーの時間からラストオーダーが来るまで呑み続ける者たちに捧ぐ(?)もはやジャズを超えた大傑作! ~メディア掲載文より

HAPPY HOUR

片山広明(sax) 石渡明廣(g) 早川岳晴(b) 湊 雅史(d)

ex.RCサクセション、渋さ知らズ等でもお馴染みのテナー・サックス奏者、片山広明のリーダー・アルバム。4度目の入院を経て、肝硬変から復活した片山が『冥途の土産』にもう1枚CD作品を残したいと、メンバーをセレクトし録音。元気になった片山の豪放なテナーサックスはむしろパワーアップし、石渡明廣(ギター)、早川岳晴(ベース)、湊雅史(ドラムス)と最強のプレイを聴かせる。~メディア掲載文より

藤井郷子 カルテット


Bacchus / バッカス 2007年

藤井郷子(p),田村夏樹(tp),早川岳晴(b),吉田達也(ds)

田村夏樹・藤井郷子帰国10周年記念アルバム 世界を駆けるスーパー・レディ、藤井郷子率いるスーパー・プロジェクト、藤井郷子カルテットの驚異の最新作!止らぬスピード感、とぐろを巻くグルーヴ感、そして恐るべき瞬発力・・・。現在のジャズが忘れてしまった音楽のエネルギーが、ここには満ち溢れている。~メディア掲載文より

Session

EDGE


坂田明×トリプルエッジ LIVE AT PIT INN FULLDESIGN RECORDS FDR-1045 2020年

坂田明×トリプルエッジのセカンド・アルバムは2019年新宿ピットインで収録されたライブ盤。全6曲69分38秒収録!

崖っぷちセッション


<from Gakeppuchi Session>リマスター 崖っぷちセッション 2017年

早川岳晴と藤掛正隆によるフリーセッションシリーズ、崖っぷちセッションより、唯一無二のギタリスト加藤崇之を迎えた希有のパフォーマンスを収録した幻の音源として、2009年にCDR作品として限定リリースされていた『from Gakeppuchi Session』のリマスター再発盤。しかも単なる再発ではなく、2017年リリースの同メンバーによる『Trio Edge』のアウトテイク「Last Drive」(CD発売記念ライブ時に限定配布)をボーナストラックとして追加収録し、新たなマスタリングを施したプレスCD盤として登場。真の意味でのロック、ジャズ、アバンギャルドといえる本人たちも気に入ってやまない作品が、かねてからの再発を望む声に応えてついに登場。  ~メディア掲載文より

Recommend


[Kowloon]/早川岳晴 StudioWee SW-210 2002年

1.Down Down 2.天狗(アマツキツネ) 3.Kinabalu 4.Tango 5.海東青 6.Sambal Chili 7.Off The Door  8.Ethology

1:早川<bass=MC924,AFR fretless,NS upright/saz/darbuka/rhythm programming>
2&7: 早川<MC924,924fretless>,渡辺隆雄<tp>,吉田達也<d>
3&6:早川<ac.b>,林栄一<as>,藤井信雄<d>
4:早川<ac.b>,翠川敬基<cello>
5:早川<MC924>,関根真理<d,el.perc>
8:早川<ac.b>


一人での演奏がダビングものとウッドのソロとの2種、デュオとトリオもウッドとエレベの2種づつ。2,3,6 が書き下ろし、1,4,7,8 はドクトル梅津バンド~D.U.B.時代の81~84年頃の曲、5がSALT<844>収録曲である。多様な面を出しつつも一本スジの通った音になったと自負。勝手にそうなったんだけど。まあ兎に角聴きなさい。特におすすめは2人なのに14分超になったが飽きさせない4.です。この音からワシラの実態はとても想像できない崇高な演奏。 2002年 記

[宴]/麗蘭 東芝EMI TOCT-8067      1993年

1.ミッドナイト・ブギ 2.ヒッチハイク 3.顔 4.蜜の味 5.BIRTHDAY SONG 6.クッキーと紅茶 
7.がらがらヘビ 8.ココナッツ・バター 9.今夜R&Bを 10.ミュージック

仲井戸麗市<vo,g>、土屋公平<vo,g>、鈴木裕文<perc>、楠均<d>
早川使用楽器:Ibanez MC924;1,2,5,6,8,10/Warwick Thumbass 5st;7/チャキSilentBass;3,4/FenderPrecision;9

’91年に30カ所余りのツアーを行った仲井戸とTheStreetSlidersの土屋のユニ
ットで殆ど二年ぶりに顔を合わせて再び全国ツアー、その終盤の大阪でのライブ録音。長いツアーでは同じ曲を同じ順番でやっていても日々いろんなことがあり表情や内容が変化・発展して行き実に面白い。レイ・ラン共に真摯な人間だから常に気の抜けない毎日、ワタシも精進いたした。で、このCD、ベースいい音なんだな。
1曲目からブイブイだぜ。8曲目にはロング・ソロもある。9曲目の、フェンダーの枯れた音なんか最高だ。エンジニアの、学生時代ベースマンだったという山口州治氏、さすが。自分の音色としては<HAYAKAWA>と並んで気に入っている。

[DreiSherry]/片山広明、早川岳晴、つのだけん NO TRANKS NT-2502 1987年

1.Goodbye PorkpieHat 2.Time Manager 3. 99 4.Short Brake 5.My One and Only Love 
6.Dry?Drei? 7. 504 8.ByeBye
片山広明<sax>、つのだけん<d>

Ibanez MC924 をずっとメインの楽器にしているが、その前は1975年の
FenderPrecision を中心に使用していた。MC924 は’80年にモニターとしてもらったのだが気にいらず試作品のピックアップに換装したが結局使っていなかった。ところが 87年の正月にこれを弾いている夢を見てそれが実に良かったので何年も手元を離れていたのを取り戻し使い始めたというワケだ。多分これが初録音だろう。この時はヤマハのコンパクト・コンプレッサーをかけっぱなしだったので変といえば変。全体としてはフリー・ジャズだが1や5で片山の演歌ジャズが楽しめます。ところでタイトルの<Drei>はドイツ語の<3>だが、前年D.U.B.でヨーロッパ・ツアーをやっていた折、ある町のバーで片山がドライ・シェリーを頼んだらあいつの前にシェリーが3杯運ばれてきて大笑いしたことに由来する。

タイトル、曲順、ジャケットも新たに上記作品CD化再発盤リリース!!
[99 Ninety-Nine] StudioWee SW-202 

1.My One and Only Love 2.Time Manager 3. 504 4.99 5.An Emotion 
6.Dry?Drei? 7. Goodbye PorkpieHat 8.ByeBye

[tokai] /CO2 StudioWee SW-203 2000年

1.Monday Night 2.Unite 3. Blade Runner 4.Tattata 5.手品師のルンバ 
6.Hallelujah 
片山広明<ts> 林栄一<as> 加藤崇之<g> 芳垣安洋<d>

ゴッタ煮FreeJazz 集団<CO2>のセカンド。ライブならではのアホさ加減が良い。我ながら、というか我々ながら、ArtEnsembleOfChicago の再来と自負しておるぞ。1曲目のブルースではなんとこの私が1コーラスしかソロをしていないというのも珍しい。なんという謙虚な献身的な態度。5曲目は私の曲だが、83年にニューヨークとドイツでF.FrithとT.Coraのデュオ・ユニット<SkeletonCrew>を見て単純に感心してしまった私は帰国後、saxの故・篠田昌巳とデュオのライブを行ったのだがその為に作ったもの。結局1回で終わり、その後尾ひれを付けてD.U.B.のレパートリーに一時なったが当時はあまりパッとせずお蔵入り。2、3年前梅津和時とのセッションに持って行ったら「いい曲だね」と言われ、全く忘れられていた。片山しかり。かくしていつの間にかCO2 のレパートリーになった。6曲目は滅多にやらないカヴァーもの。レナード・コーウェンのナンバーを美しくも激しく私がメロディをつま弾く。