Bass Amp
Peavey MAX BASS+Hartke3500 メインヘッド
Peaveyのプリアンプ Max Bass はチューブ、トランジスタの2チャンネルのブレンド。どちらの音も気に入っているがトランジスタ(右側)のみにする時もある。チューブチャンネルには伝統のPUNCHボタンがありこれをオンにした音も好み。かつてはこれとパワーアンプPeavey CS-800(PA用)を組み合わせていた。CS-800はMAX以前からヤマハ、Ampegのプリアンプと組み合わせ計8、9年使っていたが余りの重量に負けて02年遂に手放しHartkeを購入。
Hartkeは単独だと硬質でファット感が無いためPeaveyの音を背面のリターン端子に繋いでパワーアンプ的に使用している。だがこれのみでも同様にチューブ・トランジスタのブレンドやグラフィックEQで音色の幅は得られる。内部のハンダ付けをアンプやエフェクタのチューンアップで有名な大森の渋谷楽器でやり直した。
CS-800は現行モデルと大違い、デカいトランスを持ち可成りの重量。
一度内部が焼けたため裏面の冷却ファンを大型の物に付け替えた。
Peavey SERIES 400 ヴィンテージ・ヘッド
03年に入手。裏に当時の輸入元の日本楽器のひからびて黄ばんだ紙シールが貼られており117V仕様のまま。100V仕様になっていないのでこれはかなり古い。35年位前のものだろうか。ノーマルチャンネルとディストーションチャンネルがあってディストーションとファズのブレンドつまみという、なんだか訳の分からないものと、さらにこれらをコントロールするらしきもっと訳の分からないでかいフットスイッチが付属。
ノーマルでもドライブ感満点の歪んだ音。楽器によってはちょっと芯が出ないかもしれない。
アルバムHAYAKAWA<骨>はこれを使用。
Ampeg SVT Pro プリアンプ
Peavey プリアンプ購入前にはこれを暫くCS800と使っていたのだがあまり好きではなくて買い替えた。しかしいつの間にかライブハウスやイベントの定番になったAmpegも好みになってきていたところにマサミ君(清志郎の舞台監督やチャボのギターテクニシャン)が何故か持っていて「使います?」と言うので半永久借用。十数年前のものだと思うがツマミ類は現行ヘッドと同様。
KIKI Band のアルバム<Demagogue>(’07)ではこれでRolandのD-Bass 115X(パワードスピーカ) を鳴らして録音。
SpeakerCabinets 15″X1+10″X4
元々はGKのキャビネット。上はElectroVoice の10インチ4発、下はJBL 15インチ。
これはSeries400との図。
Roland D-Bass 210 + 115X
Rolandから提供して頂いたもの。上段 210は400W(160W+160W+80W)、TRI-AMP構成でスピーカーは 10インチSP×2本/ツィーター。
下段 115X は 330W(250W+80W)15インチ+ツィーターのパワードスピーカー。
アクティブ・スピーカー・コントロールシステムで無駄な振動を制御、タイトな音像が特徴。スーパーフラット、ヴィンテージ、モダンという3つのセレクターは使い勝手がよく、エレベではヴィンテージ、アップライトではスーパーフラットを使用。
Ibanez Promethean P5110
10インチの小型コンボなれど250W/8Ωの高出力。ツィーター付き。クセ無く、音色の幅も6バンドEQやビンテージ~モダンの無段階コントロールがあるが基本的にはこれらの機能は使わずともベース、トレブルのツマミをちょっといじるだけで充分。エレベもいいがアップライトとの相性が非常にいい。ヘッドは指で回せる4本のボルトで背面に固定されており、簡単に着脱可能。これだけ持ち込んでライブハウスのスピーカーを鳴らすこともある。大音量バンドも可。500W/4Ω。
Distortion,Fuzz, Overdrive
1982年にYAMAHA DI-03/Hardist(hard distortion)を使い始めて以来の歪みの道、
その後Boss HeavyMetalを経てVoodoo、そして現在に至る。
Epituff Overdrive シノトオ
篠遠吉威君ハンドメイドのハヤカワ専用オーバードライブで ’07年から愛用。歪ませても線が細くならず掛りを浅くすればソロだけでなくバッキングのベースラインでも音ヤセせずに使えるものをというオーダーに応えてもらった。
ツマミは左からレベル、トーン、ドライブで一番右のものは、右下の名付けて特製<ヒート>スイッチの効き具合のレベル。これを踏むとより派手な音になるのだ!
Screaming Fuzz 田中篤志製作
01年頃から使用。ミキサー田中君の作で、強烈過激で気に入っている。音ヤセも気にならない。欠点はどぎつすぎてつい良心が働きレベルを下げてしまうところ。ステージでモニタースピーカーからベースを返している他のプレイヤーには恐れられる。
MXR Boost/Overdrive Custom Audio Electronics
海外にMC924スペシャルを持参するのが不安な為、他のベースで押し出しのある音を作ろうという目的でそもそもブースターとして使い始めた。十二分な迫力あり。歪み音は硬質であまり好みではないのだがツアーでどんなアンプに当たるか分からない時には安心の一台。
VooDoo Bass Roger Mayer
太さが定評の名機Voodoo、これは90年頃に購入。当時としては最高点だったがどうしても歪みモノの宿命、音が遠くなってしまう印象。これを払拭してくれたのが田中Fuzz。
PD7/Phat Hed Ibanez
上記・Screaming Fuzz のフットスイッチが欧州ツアー中に折れてしまいロシア・サンクトペテルブルグで2004年秋購入。楽器店にはベース用歪みはこれとDODしかなく、試奏の結果おとなし目のDODは落選。ギター用の怪しげなロシア製にも興味があったが耐久性を考えこれに決定した。ツマミ左下の黒い部分はクリーン/オーバードライブ/ディストーションの切替スイッチでこれでかなり音色の幅が出る。また、ツマミは一番左のように押し込める構造なので不用意にセッティングが変わってしまうことを防げる。
その後、やはり田中機の強烈さには及ばないので篠遠君にアウトレベルを上げる改造を依頼したところ音色自体も派手目にしてくれて結果には大満足。それがきっかけでEpituff ODを製作してもらうことになった。